特殊鍼灸専門鍼灸師・アダルトチルドレン、共依存カウンセラー 山下伸一郎のブログ!

りゅうはい堂鍼灸院の侑慶(ゆうけい)と申します。アダルトチルドレン(以下AC)とは、アメリカで生まれた言葉で依存症の方がいる家庭(機能不全家族)で育った方のことを指します。日本では依存症の方が身近にいなくても親や兄弟、世間体などの影響からACになります。自分らしくというより周りに合わせて生きることで自由が奪われその結果肉体に症状が現れることがあります。鍼灸院である当院には肩こり腰痛でお越しになっても、背後にそういった問題が隠れていることが少なくありません。

小さな親切大きなお世話、そんなことしなくてもあなたはただ、すばらしい

良かれと思って!

 

あなたに似合うわよ

 

こうするべきよ!

 

そんなことしちゃだめ!

 

これ買っておいたから!

 

あなたこれ好きでしょう!

 

私は

 

以前、こういうことばっかり

 

相手にしていました。

 

そう

 

見返りを求めていたのです。

 

その見返りが

 

期待通りでないと

 

その相手を

 

非難することすらありました。

 

先日出会った女性のことです。

 

非常に複雑な家庭で育って

 

非常に稀な凄惨たる経験をしていた女性です。

 

その方がある日

 

私に香水を買ってくれました。

 

もちろん頼んでいません。

 

私があるときに

 

ちょっとした会話で

 

「ある患者さんがつけていた

 

香水が気になるんだよね~」と

 

香水屋さんで一緒に行った際に

 

話していたことから

 

彼女はプレゼントをしてくれたのです。

 

ただ

 

その香水は

 

私がほしい物ではありませんでした。

 

 

香りをかいでも

 

あんまりしっくりこなかったのです。

 

むしろ

 

なぜ贈られたのか

 

理解できないままでした。

 

なんだか

 

いい感じはしませんでした。

 

ちなみに

 

一万円くらいするものです。

 

なんでいい感じがしないのか

 

しばらく考えていました。

 

すると

 

あ、これは

 

私がつけたいものと

 

ちがうからということに

 

気が付きました。

 

それを良かれと思って贈ってくれた

 

彼女には申し訳ないけど

 

ただの

 

一度も着けることが

 

できませんでした。

 

私が言いたいのは

 

その方の

 

お気持ちは本当にうれしいのだけど

 

そのお相手の女性が

 

なぜ贈ってくれたか

 

ということなのです。

 

不快などということは

 

一切ありません。

 

本当にうれしかったし

 

だって香水なんて贈られたこともないし

 

プレゼントなんて、そうそうもらえないです。

 

でもつけることができなかった。

 

むしろ

 

その贈られたというプレッシャーに

 

つぶされそうでした。

 

そんなときに

 

こういう行動は

 

以前にも経験したことがあるかもしれないと

 

ふと思いました。

 

そして

 

自分がそのような行動をしていたことに気が付いたのです。

 

「もしかすると

 

私はいままでの人生で

 

同じことを他の方にしていたのかも

 

しれない」

では

 

なぜ、私はそういうことを

 

相手にしていたのでしょうか。

 

その相手は

 

やはり好意がある相手です。

 

男性でも女性でも。

 

その相手に

 

良い印象を与えたいから

 

喜ぶ顔を見たいから

 

喜んでほしいから

 

かわいそうだから

 

こっちのほうがいい商品だから

 

俺が良いといったものを

 

あなたもきっといいと思うよね!!

 

というこっちの押し付けでしかありませんでした。

 

なかば

 

たちの悪いジャイアンのような

 

お前のものは俺の物

(これには深いエピソードがあるようですが)

 

という感じになってしまいます。

 

じつはこれこそが

 

共依存とよばれるものなのです。

 

香水の彼女の件は

 

お気持ちはすごくよくわかるんだけど

 

そんなことしなくても

 

あなたのことは

 

そのままで素晴らしいと思っていると

 

伝えました。

 

すると

 

かなり落胆されてしまい

 

最終的には

 

私の好意を踏みにじった

 

最低な男として処理されてしまいました。

 

う~ん

 

どうしたらよかったのか。

 

もちろん香水のことだけでなく

 

彼女は

 

いろいろな事や物を

 

私に与えてくれました。

 

与えられると

 

それに応えないといけませんから

 

それはそれで仕事が増えてしまうんです。

 

私に時間やお金のゆとりがあっても

 

彼女への対応は

 

非常に大変なものでした。

 

いまでもどうしたらよかったのか

 

思い出します。

 

先日いらした患者様は

 

めずらしく年配の男性でした。

 

その男性は

 

予約時間の15分前におこしくださり

 

予診票が書き終えたころに

 

医療面接(問診)を始めました。

 

ご記入いただいた

 

症状などを拝見すると

 

矛盾が多くありました。

 

矛盾とは

 

この症状があるのに

 

この所見が・・・なんで出てるの??

 

よくよく伺ってみると

 

その方は

 

良かれと思って

 

今現在はお体に生じていない

 

症状や体調の事も書いてくれていました。

 

良かれと思って。

 

その彼のお気持ちはわかりますが

 

治療上では

 

使えない情報です。

 

書かれたまま

 

治療を進めたら

 

着地点は

 

今回の症状への解決策とは異なってしまいます。

 

彼の症状に対して

 

私が最初に取り組んだことは

 

その「良かれと思って」を変える必要がありました。

 

その方のお話で印象的だったのは

 

「家族にこれだけしてやったのに

 

恩をあだで返されている。」

 

という発言です。

 

ご自身は

 

ご家族からどう思われていると

 

思いますか?と質問しました。

 

家族からは家族思いと「思われている」と

 

ご自身ではおっしゃっていました。

 

それが本当かどうかは私には確かめるすべがありません。

 

恩をあだで返す方はいらっしゃるでしょうが、

 

その相手の方なりに

 

「あだ」で返してしまう

 

なにか理由があるのかもしれません。

 

ご本人にも「あだ」と感じる理由があるからなんです。

 

ご家族は

 

患者さんである彼に対して

 

あだで返そうとしたのではなく

 

通常の対応をしただけかもしれません。

 

ただ、その対応が

 

彼の望むものであったかは

 

わかりません。

 

もしかすると

 

期待外れで

 

それを

 

「あだ」とおっしゃっていたならどうでしょう。

 

あだではなく

 

がっかりして傷ついたと言うことになります。

 

でも

 

それをあなたが望んでいると誰が知っているのか。

 

それを相手は本当に望んでいたのか。

 

その2点はかならず確認する必要があるでしょう。

 

そのうえで

 

相手が望んで頼まれたことをする

 

のはいいかもしれませんが、

 

片方の想いだけで

 

あちらに押し付けるということは

 

相手の行動を制限することになります。

 

やりたくないことをしないといけないかもしれない

 

または

 

断る労力を必要としてしまう

 

その結果

 

相手はとても窮屈な思いをしてしまい

 

関係性がこじれる場合があります。

 

私が香水をつけられなかったように。

 

では

 

なぜ

 

相手に対して良かれと思って行動してしまうのでしょうか。

 

それは

 

かなり簡単に言うと

 

自己満足です。

 

相手を使って

 

自分の価値を上げているのです。

 

自分の価値とは

 

自尊心です。

 

共依存の方は

 

自尊心が低いのです。

 

自身が無いから

 

相手の為になにかしたくなってしまうのです。

 

それは手っ取り早く

 

満足することができますから。

 

 

自分が!相手の笑顔を見たいから

 

自分が!選んだものを相手に肯定してほしいから

 

自分が!さみしいから相手との接点がほしい

 

自分が!良いと思ったものだから

 

相手はそこには

 

いません。

 

相手はだれでもいいのです。

 

自分が満足できる相手を

 

求めているだけなのですから。

 

小さな親切は

 

しない方がいいのではなくて

 

なぜあなたがするのかです。

 

共依存の方に

 

「つかれないの?」と聞いてあげてください。

 

私の前では

 

みんな

 

「疲れます!」とおっしゃいます。

 

なら

 

やめましょう(笑)!というと

 

え?いいんですか?とおっしゃります。

 

彼らもまた、困っているのです。

 

やめても

 

あなたの価値は変わらないし

 

なにかをしても

 

あなたの価値は変わりません。

 

そのままで

 

いきましょう!