特殊鍼灸専門鍼灸師・アダルトチルドレン、共依存カウンセラー 山下伸一郎のブログ!

りゅうはい堂鍼灸院の侑慶(ゆうけい)と申します。アダルトチルドレン(以下AC)とは、アメリカで生まれた言葉で依存症の方がいる家庭(機能不全家族)で育った方のことを指します。日本では依存症の方が身近にいなくても親や兄弟、世間体などの影響からACになります。自分らしくというより周りに合わせて生きることで自由が奪われその結果肉体に症状が現れることがあります。鍼灸院である当院には肩こり腰痛でお越しになっても、背後にそういった問題が隠れていることが少なくありません。

人見知りの鍼と灸。治療の刺激の量をどう決めるか

鍼(治療)が好きという方と

 

好きじゃない(苦手)という方

 

とか

 

鍼のひびきがあった方が良い方と

 

鍼のひびきは苦手という方

(鍼のひびきとは刺した後にズーンとくる感覚のことです)

 

その違いは何か、ご存知でしょうか?

 

そもそも

 

私の考え方、価値観では

(まったく個人的な主観)

 

鍼灸院は歯医者さんのようなものだと思っています。

 

何もないときに

 

歯医者に行きますか?

 

私は行きません。

 

歯が痛いとか

 

そういう時に

 

伺います。

 

歯医者を好きという方(歯科治療が好き)

(においが好きという方はいる)

 

聞いたことがありません。

 

私もあまり好きではないです。

(必要だからしょうがなく受ける)

 

鍼灸治療も

 

必要だから行く、来る場所。

 

必要がなければ

 

お越しいただく必要はありません。

 

私が今日書きたいのは

 

鍼に来たのに

 

鍼治療を受け入れられる人と

 

受け入れ辛い方がいるということです。

 

両者の差は

 

単純です。

 

その差とは

 

人見知りをするかどうか。

 

初対面でも

 

心の内を気軽に話せる人と

 

話せない人

 

その差なのです。

 

私は

 

話せません。

 

話せないというか

 

話さない。

 

当院の患者さんは

 

お分かりになると思いますが

(たぶん)

 

私は一日中しゃべっています(笑)

 

だけど

 

私自身の細かい心のうちや

 

これまでに経験したつらいこととか

 

お話ししません。

 

するときもありますけどね!

 

基本的に

 

そんなことは治療にあまり必要ではありません。

 

それは私は主役ではないからです。

 

それに

 

たとえば一人で私が飲みに行ったときに

 

隣の席のおっちゃんが

 

「しごとなにしてるの~?」とか

 

「けっこんしてるの~?」とか

 

聞かれるのが嫌いです。

 

美女は別です(笑)

 

何が言いたいのかというと

 

自分の領域に入られるのが

 

嫌なのです。

 

他者との距離をとりがち、

 

取らないと

 

近寄られ過ぎると

 

嫌なのです。

 

鍼も

 

刺さるものに関しては

 

相手の領域に入ってしまいますから

 

苦手な方というのは

 

そういうことなのです。

 

入られるのがいやなのです。

 

ですから

 

私のように他者と距離をとる人間は

 

鍼に侵入されるのが

 

あまり得意ではありません。

 

初診では

 

患者さんにお伺いするのです。

 

「人と距離をとる方ですか?」と。

 

取る方は

 

鍼も浅め、ひびき少な目。

 

控えめな治療。

 

あんまりそういうことを考えない方は

 

症状、状態に合わせて施術をします。

 

でも

 

こういうことを話すと

 

その方との距離が一気に縮まります。

 

すなわち

 

その方がぐっと心を開いてくださるのです。

 

おそらく

 

わかってもらえた感があるのだと思います。

 

昔はそんなことを知らないので

 

症状や状態に合わせて

 

治療を行っておりました。

 

症状や状態に合わせると

 

刺激が強すぎる場合があります。

 

近寄り過ぎたり

 

相手の許容量を超えてしまうのです。

 

でも

 

つくづく思います。

 

鍼灸治療とは

 

特殊な世界です。

 

だって

 

鍼を刺したり

 

もぐさを皮膚の上で燃やすんですよ!

 

一番大切なのは

 

患者さんと施術者の

 

人間関係なのです。

 

その相手との距離感

 

その相手の状況を読むチカラ

 

ウチの治療院で

 

ソコソコの方が涙を流されるのは

 

その距離感の賜物だと思っています。

 

よく

 

心を開いて!とか言いますが

 

心なんて開けませんよね。

 

どうやって開くんよ!と思ってしまいます。

 

そのためには

 

相手との距離をまずとること。

 

そうすると

 

相手の方から近づいてきてくれます。

 

私が考える人間関係の距離感とは

 

私と相手の間に100の距離があると

 

想定します。

 

相手がこちらにどれくらい来ているのか

 

相手が60来ているのなら

 

私は40でいいのです。

 

ただし

 

相手が30の時は

 

私も30にするときがあります。

 

近すぎるのも注意が必要だからです。

 

そのことは

 

私が保育士時代に経験したことです。

 

例えば

 

保育士の実習で保育園に行きますと

 

わ~ジャンボ先生だ~と

 

周りに来る子どもたち。

 

ふと遠くに目を向けると

 

木の影から

 

のぞくようにしている子がいるではありませんか。

 

その子にわざと近づくと

 

その子は逃げてしまいます。

 

逆に放置してチラ見程度にしておくと

 

日に日に近づいてきて

 

ある日

 

「先生って○○するの好き?」とか

 

聞いてきてくれるのです。

 

数日経って

 

やっとここまでこれたね!と

 

心の中でガッツポーズです(笑)

 

そんな経験が鍼灸治療の臨床で生きるのは

 

同じ人間相手の仕事だからです。

 

鍼灸治療も人間相手のことです。

 

ツボよりなにより

 

あなたとの距離が

 

一番大切です。